ガンプラを食う。

『オモコロ杯2022春』にて銅賞をいただきました!

メガバズーカ感謝!

 

 









 

はじめまして。おがくずです。

 

 

突然ですが、僕はガンダムが好きです。

 

40余年の歴史を持つガンダムですが、

今年はテレビアニメの完全新作鉄血のオルフェンズ』新作アプリ・アニメ

加えて衝撃の映画化ククルス・ドアンの島』の公開を控え、

非常に盛り上がりそうな気配をムンムン漂わせておりその人気は留まる所を知りません。

 

さて、僕のようなガンダムのヲタク

通称ガノタが愛して止まないものといえば…

 

そう…

 

 

テレビアニメと同じく40年の歴史を持つガンダムのプラモデル"ガンプラ"

その成型技術は時代とともに目まぐるしい進化を遂げており、

現代では組み立てるだけで完璧なカラーリングとポージングを手に入れることができるようになりました。

 

 

かくいう、わたくしめも例に漏れずガンプラがとても好きです。

 



 

 

 

 

そりゃあもう、食べちゃいたいくらいにね。

 

 

 

 

 

 



 

食べちゃいたいくらい………!?

 

 

 



 

 

 

 

 

愛するものを経口摂取し己が血と肉としたい。

ヲタクなら誰もが考えることでしょう。

 

しかしこのままガンプラを嚥下したとなれば太平洋沿岸で打ち上げられた僕の死骸の胃袋からプラモデルが検出された事が一大ニュースとなり、プラスチックの環境問題に関する議論を激化させかねません。

愛するコンテンツに対してそのような冒涜的な風評被害を被らせることは決してあってはならないでしょう。

 

しかしどうしてもガンプラが食べたい

 

そこで僕の脳内に一閃の電流が走ったのです。

 

 

ニュータイプ的ひらめき。

 

 

そうと決まれば早速作っていきましょう。

今回ご用意したのはこちら!↓

 


これらのアイテムを用いてガンプラを食える素材にします

 

皆さんはアイシングクッキーをご存じでしょうか?

 

 

人気アニメのキャラクターを器用に造形する動画がSNSや動画サイトでバズり続けているあのお菓子です。

 

このアイシングクッキーに使われるアイシングシュガーという素材を用いて、

食えるガンプラを作ります。

 

大まかな流れはこんな感じ。



 

 

そして今回の最終目標として、

「組み立てたガンプラを おもむろに食う自分」

ビデオに収めます。

 

 

この一連の流れが撮影出来たら任務完了!!!

 

やってやる!!!やってやるぞ!!!!!

お菓子作りなんてやったことないけど!!!

 

 

◆ 型づくり

 

まずは食品用シリコンでガンプラの型を取ります。

 

使うガンプラベストメカコレクション 1/144 ガンダム

 

ベストメカコレクション 1/144 ガンダム の ランナー

40年前の旧キット。現在も製造されております。構造が単純なので採用。

 

 

よさげなサイズのタッパーに

高さを揃えるためのブロックを取り付けたガンプラのランナーを入れ、

 

 

液状の食品用シリコンを流し込んで放置します。

 

凹部分をシリコンが流入しないようにお米粘土で埋めました



 

(8時間後…)

 

 

シリコンが固まったようなので、ランナーを取り外します。

(ランナーを外さずにこの上からシリコンを流せば裏面の成型もできますが、今回は片面だけの型取りでいきます。)

 

 

頼む……成ってくれ………

 

 

 

お………?

 

 

おお………っ?

 

 

 

 

成った!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

完璧!!!!!

ガンプラの工場に置いてあっても全く違和感がないでしょう。

 

この調子でもう一枚のランナーも型をとります。

 

 

出来上がった2枚のシリコン型がこちら。

 

 

 

こいつらに水で溶いたアイシングシュガーを流しこみます。

 

(本当はランナー丸ごと複製したかったのですが強度の関係上不可能と判断したので、

主要なパーツのみ複製します。ギィーーー! )

 

 

◆ アイシング流し

 

ンえい!!!

 

 

 

 

 

 

 

次の日…

 

 

おもくそ失敗した。

 

勘と勢いだけで走り出したらめちゃくちゃ失敗しました。

表面の気泡がやばすぎる。密度がスッカスカで強度が皆無

分厚いパーツは何十時間待っても乾かなくて、なんかウケた。

 

 

 

作戦変更じゃい!!!!!

 

アイシングは型の表面だけに塗って乾燥させた後、

空洞部分にホワイトチョコを流し込んで強度を確保します。

 

 

こうすることによって気泡強度乾燥の問題をすべて解決できる予感がします。

 

頼む~~~~~~~~~成ってくれ~~~~~~~~~~~

 

 

 

次の日…

 

 

 

すげくね???

 

成った………

多少形が崩れている部分はありますが許容範囲です。

 

ちょいと雑ですがブレードアンテナ(ガンダムの角)は個別に描いて成型しました。

 

 

これでガンプラが食えます。ありがとうございます…ありがとうございます…

 

 

◆組み立て、そして食う

 

さあ組み立てよう。そして食おう。

 

 

先に述べた通り、この記事の最終目標は

「組み立てたガンプラを おもむろに食う自分」

ビデオに収める事です。

 

今回作成したのは主要なパーツのみなので、

プラモデル制作において必ず発生する

「ランナーからパーツを切り離す」

という作業シーンは本物のガンプラを使用して撮影します。

上記シーンのあとにカットを入れ、お菓子ガンプラにすり替えて組み立てるという寸法です。

 

チャンスは一度きり。

覚悟を決めてさっそく撮影します。

レディーゴー!!!

 

ランナーからパーツを切り離す

 

パーツを接着する ※チョコレートで作った接着剤です。

 

筆塗りで塗装 ※チョコレートで作った塗料です。

 

組み立てる

 

完成!!!

 

ふん!!!!!!!!!!!!!

 

出来上がった動画↓

 

任務、完了…!

 

 

 

最高!!!!!

よしゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!

っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!っしゃ!!!!!!!!!!!!!!

 

 

っしゃシュババッ!!!!!!!!!!!

 

 

 

快晴…………っ!

 

 

 

 

 

 

 

夢が叶った嬉しさのあまりピクニックに来てしまいました。

 

 

そしてピクニックと言えば…

 

 

ガサッ…

 

 

おべんと。

 

 

シュルルっ

 

えっ!?

 

ガンプラじゃん!!!!!!

 

やったああああああああああああ

 

 

 

 

ぱかっ

 

えっっっっっ!?!?

 

ガンプラのジャンクパーツ弁当じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

失敗したパーツの残骸たち

 

嬉し…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ急げ!!!!!!!!!

 

が未来に進むと誰が決めたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!

 

うめええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

 

甘ぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

 

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 

あぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁぁぁぁぁぁぁ………





伊達じゃねえ!!!!!



伊達じゃねえぞ!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

終わり。

 

信じられないくらい美味かった。